共通点を持つ車種

共通点を持つ車種

名前が同じでも違う車

日本の車の歴史と言ってもたかだか80年くらいのものしかありませんが、ヨーロッパの自動車メーカーとなるとそれこそ1世紀を超えるような長い歴史を持った自動車メーカーがたくさんあります。
その長い歴史の中では、業績不振から廃業に追い込まれたり、買収されたりといろいろな動きがあるものですが、ここ近年でも大きな動きがたくさんありました。
その1つといえるのが、BMCです。
BMCといえば日本でもミニが有名ですが、BMCはローバーグループに買収されました。
しかし、ローバーグループ全体の業績が悪化し、ローバーグループ自体が今度は国境を越えてドイツの自動車メーカーであるBMWに買い取られてしまったのです。
これによってBMCどころかローバーグループ自体がなくなってしまいました。
これらの動きによって大きな影響を受けたのがBMC時代から発売されていた車種「MINI」でした。
現在ではBMC時代のミニをBMCミニ、ローバー時代のミニをローバーミニと呼び、そして現在のBMW製のミニのことをBMWミニと分けて呼びますが、同じ車であるのがBMCミニとローバーミニで、BMWミニは本来のミニのスタイルやコンセプトをすべて覆すような車となってしまいました。
デザイン的にBMC時代のものに似せて作っているものの、エンジン排気量は大きくなりボディサイズも大型化され、イギリスの伝統的な名車の影は微塵も感じなくなってしまいました。
従って、現在「ミニ」という一言で語れる車は、2種類あることになり、その2種類は同じ「ミニ」という車名を使っていても比較するにも値しないほどかけ離れた車になってしまいました。